中と外を入れ替えながらの6対3の鳥かご | YouCoach Skip to main content

中と外を入れ替えながらの6対3の鳥かご

中と外を入れ替えながらの6対3の鳥かご

 
目的
マテリアル
  • マーカー
  • ビブス3つ(図中では赤)
  • ボール
準備
  • プレーエリア:30×40m
  • プレイヤー:9人
  • 実施時間:12分
  • セット数:3セット×3分(セット間休憩1分)
概要 第二の目的
ロンド
予測, 方向づけ, トラップ, マークを外す, パス, コントロールとボールディフェンス, インターセプト, 攻撃におけるスカリオナメント, アンピエッツァ(幅), トライアングルでボールポゼッション
オーガナイズ

マーカーを用いて、横30m×40mのフィールドをつくる。長い方の辺からそれぞれ2m離したところに、それぞれマーカーを2つずつ置きサイドエリアをつくる(図中では、上と下)。真ん中の1番大きいゾーンを左右2つのセクターに分ける。そして、その大きいゾーンの中に、マーカーを4つ用いて縦6m×横8mの小さい長方形をつくる。9人のプレイヤーをオフェンス側とディフェンス側に分け、作成したフィールドに配置させる;6人のオフェンス側のプレイヤー(図中では白)はボールポジショニングを行い、3人のディフェンス側のプレイヤー(図中では赤)はそのボールを奪いにプレッシングをする。メニュー中で決められた絶対に行わなければいけない動きやプレイヤーのローテーションを行いながら6対3のボールポゼッションを行う。

概要

6人の白のプレイヤーは、それぞれサイドエリアに1人ずつと、中央のゾーンの中にある左右のセクターにそれぞれ2人ずつ配置され、赤のプレイヤーからボールを取られないようにボール回しを行う。3人の赤のプレイヤーはボールを奪うためにプレスをかけ、プレーエリアどこにでも動くことが可能。絶え間なくパスコースを作りつずけることが鍵となる。

プレイヤーにこれらのことを伝える

  • 中にパスをして外へ行く;もし、中央のゾーンにいる4人の選手の誰かが、小さい長方形へパスを出し、残りの3人のうちの1人がその長方形の中でボールを受けられた場合(1)、パスを出したプレイヤーは1番近くにいるサイドゾーンのプレイヤーと場所を入れ替わる(2)。
  • 外へパスをして中へ行く:もし中央のプレイヤーの誰かが、サイドゾーンにいる“サポート役”を担うプレイヤーへパスを出したら(1)、パスを出したプレイヤーは絶対に中央の小さい長方形へ移動しなければならず (2)、パスを出した選手から1番近く、同じサイドのセクターに居るオフェンス側のプレイヤーは、元いたプレイヤーの位置まで下がりながら長方形内に移動したプレイヤーへパスを出さなければいけない (2)。この方法によって、ボールポゼッションの状況においてサポート役のプレイヤーへのパスコースとスペースを開けるためのフィールド中央へのパスコースを保証することができる。
ルール
  • 白のプレイヤーは、左右のセクターに必ず2人ずつ居なければいけない
  • フリータッチ
  • 毎セット後に3人のディフェンスのプレイヤーを変える
  • ボールポゼッション時に、小さい長方形内でのパス交換が行われ内外のプレイヤーのポジションチェンジが行われる度にオフェンス側は1ポイントを獲得する
  • オフェンス側が、ボールを奪われることなく連続で10回パスを成功させた場合もオフェンス側は1点ポイントを獲得する
バリエーション

1.タッチ数に制限を加える

2.プレイヤー間のローテーションに逆サイドのサポートプレイヤーも参加させる(例えば、近くにいるサポート役へのパスが行われ、中央にある小さい四角形の中にプレイヤーが入っていった場合、パスを受けなかった方のサポート役はフィールド内に入ることが出来、それに対して小さい四角形に入ったプレイヤーは、抜けたサポート役のプレイヤーが居たポジションへと走って入る−中央のプレイヤーと逆サイドのサポート役とのローテーション)

コーチのポイント
  • ボール保持者がよりプレーしやすくなるために、プレイヤー1人1人がより頻繁にマークを外す動きを行うようにさせる。このメニューは、プレイヤーにトライアングルの形成をするよう意識させるには効果的なトレーニングになっている。チームメイトが行うマークを外す動きに応じてその都度状況判断を行わなければいけないので、このトレーニングは認識的な能力が問われるものとなっている。
  • フィールドの広さと、ボールポゼッション時に台形に編成されたチームメイトを活用してモビリティーをあげるようにプレイヤーに意識させる
  • 質もインテンシティーも高いパスを活用して展開のスピードをより早くする事で、ディフェンダーのプレスをいなすようにプレイヤーに意識さる
  • ディフェンスのプレイヤー達に、インテンシティの高い連動したプレスを行わさせる

Autore

| テクニカルディレクター(常駐)

学歴:

ヴェローナ大学 スポーツ運動科学部 卒業

(専攻:スポーツ活動における指導方法論と成長期の身体と運動の発育)

指導歴:

2001年~2009年 ACキエーヴォ・ヴェローナ

2009年~2010年 エラス・ヴェローナFC(基礎部門責任者)

2012年     ACミランアカデミー部門

2012年     ACミランスクール大分(テクニカルディレクター)

2012年     ACミランスクール千葉(テクニカルディレクター)

資格:

欧州サッカー連盟(UEFA)公認B

フィジカルトレーナー

アスレティックトレーナー

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